安部公房

安部公房

あべこうぼう

東京生まれ。東大医学部卒。「赤い繭」で戦後文学賞を受賞。「壁- S・カルマ氏の犯罪」で芥川賞受賞。「砂の女」で読売文学賞、フランス最優秀外国文学賞を受賞。戯曲『友達』で谷崎潤一郎賞を受賞など、受賞作多数。海外での評価も極めて高い。

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「 砂の女 」

安部公房 著 / 新潮文庫 / 4.0 / *

あらすじ

砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。考えつく限りの方法で脱出を試みる男。ひきとめておこうとする女。

「砂の女」の感想

日本に、こういう作品を書いた方がいたということに衝撃を受けた、印象深い作品。安部公房恐るべし! 読まなくては分からない衝撃が、体を突き抜けます! SFではないのですが、ありえないその世界が、著者の筆で恐ろしいリアリティを持って迫って来ました。掘っても掘ってもなくならなず、肌に張り付き、次々に流れ落ちる砂の描写。そしてその状況から生まれる心理描写。どれも非常に生々しく、心底恐ろしいと感じました。

本当の被害者が誰なのか(あるいは被害者という考え方が正しいのか)、何が幸せなのか、自由とは何なのか、どういう生き方が正しいのか、こういう事が全て、主観が変わればあっという間にひっくりってしまう事が、衝撃的です...。

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