赤瀬川隼

赤瀬川隼

あかせがわしゅん

三重県生まれ。大分第一高校卒。「球は転々宇宙間」で吉川英治文学新人賞受賞。「白球残映」で直木賞受賞。

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白球残映

赤瀬川隼 著 / 文春文庫 / 4.0 / *

あらすじ

白球を追えば、よみがえる記憶の数々。苦しい恋、かなわぬ夢、探し続けた本当の自分。誰しもが抱え持つ魂の壷よ。端正な文章に深い情感を込めて直木賞に輝く。

「白球残映」の感想

直木賞受賞作。かなわぬ恋をする少年の、少年らしい心の動き。夢を見、また振り出しに戻って行く青年の若さ。日常から逃げ出したい思いの、熟年期。老年になった父が、死ぬ前にふと見せた想い。そして、父親が失ったと思ったものに、向かっていく息子の姿。

様々な年代の主人公が、それぞれ見せる想いが丁寧に描かれています。若さゆえの激しさや愚かさ、老いたゆえの哀愁が、一冊にまとめられている秀作でした。題名が示すように、時折野球に絡めて人生を見せています。

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