朝倉卓弥

朝倉卓弥

あさくらたくや

札幌生まれ。東京大学文学部卒業。「四日間の奇蹟」で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞。

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四日間の奇蹟

朝倉卓弥 著 / 宝島社文庫 / 3.5 / *

あらすじ

脳に障害を負った少女と、ピアニストの道を閉ざされた青年が山奥の診療所で遭遇する不思議なできごとを、最高の筆致で描くファンタジー。

「四日間の奇蹟」の感想

第一回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。有名な「このミス」が新たに創設した新人賞です。「読んだ後涙が止まりませんでした」 「愛と再生の物語!」映画化と相まって、大仰な宣伝文句が飛んだ作品でもあります。普通に面白かったです。文章も、新人とは思えません。しかし、これで泣くのはちょっと無理でした。

読みながら、東野圭吾さんの傑作「秘密」が、どうしても脳裏にチラツキます。もちろん、本作は「秘密」に、遥かに及びませんが...。基本的な部分が似ていますね。本作では、真理子と主人公の関係が薄いという事が、クライマックスで感情を盛り上げる際に決定的な弱点となっています。主人公に、「最終的に千織が戻って来れば、万々歳♪」という前提がある以上、あのラストで感動しろというのは難しい相談です。

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