鮎川哲也

鮎川哲也

あゆかわてつや

東京生まれ。雑誌「ロック」に発表した「月魄」が処女作。それまでいくつかのペンネームがあるが、「黒いトランク」にて鮎川哲也に改名。「憎悪の化石」「黒い白鳥」で、日本探偵作家クラブ賞を受賞。本格推理作家として知られる。

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りら荘事件

鮎川哲也 著 / 創元推理文庫 / 4.0 / *

あらすじ

スペードのAと共に発見された男の死体。芸術家の卵たちが夏季休暇を過ごす「りら荘」に由木刑事がもたらした変事の報せは、続発する殺人事件の前触れだった...。

「りら荘事件」の感想

日本を代表する本格ミステリ作家の一人である著者の、代表作の一つです。絶版となっていましたが、創元推理文庫から復刊されました。綾辻行人氏などに代表される新本格ブームの約三十年も前に著された作品ですが、新本格などより遥かに「本格」の雰囲気に浸れる作品でした。山荘で起こる連続殺人事件が描かれており、殺害時に残されるトランプのカードの必然性や殺害方法が示す意味、アリバイトリックを成立させるための「ある誤認」の利用など、エラリイ・クイーンを彷彿とさせるような数々の伏線の張り方が面白いです。もちろん読みながら、「ここで『これ』を使うのは『こう思わせる』ためで、『あれ』で『こう』誤解させてるんだな。フムフム」と考えるわけですが、さすがに読み切れない所がまた面白い...!久々に「本格」らしさを楽しむ事が出来ました。

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<追加した書評>
【りら荘事件 /創元推理文庫】
−あらすじ−
スペードのAと共に発見された男の死体。芸術家の卵たちが夏季休暇を過ごす「りら荘」に由木刑事がもたらした変事の報せは、続発する殺人事件の前触れだった...。

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