福井晴敏

福井晴敏

ふくいはるとし

東京都生まれ。私立千葉商科大学中退。「Twelve Y. O.」で江戸川乱歩賞。「亡国のイージス」で大藪春彦賞、日本推理作家協会賞など受賞。「終戦のローレライ」で吉川英治文学新人賞。

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オフィシャルサイト

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感想一覧

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Twelve Y. O.

福井晴敏 著 / 講談社文庫 / 3.5 / *

あらすじ

沖縄から米海兵隊が撤退した。それは米国防総省が、たった1人のテロリストに屈服した瞬間だった。テロリストの名は「12」。最強のコンピュータウィルス「アポトーシス2」と謎の兵器「ウルマ」を使うテロリストの真の目的は?

「Twelve Y. O.」の感想

江戸川乱歩賞受賞作。「亡国のイージス」を先に読んでしまっていたので、読み終わった今一番思うのは、本作は「亡国のイージス」の前説だったのだな、ということ。しかし、この内容を十分に魅せながら書き切るにはいかんせん、長さが足りなかったように思います。もっと長さがあれば、より「テロリスト12」の真の目的への執着も説得力のあるものとして描けたかもしれません...。多少勿体無い気もしますが、この長さでこの内容を書くには、これで精一杯かもしれません。

個人的には、「12歳の子供」でしかない国家日本と、「真の目的へ向かって行くテロリスト12」のオーバーラップ。そして「テロリスト12」がそれを乗り越えた時、日本も大人になるための第一歩を踏み出す、その構成の良さにゾクゾクしました! 親と子、真実と偽り、そして信頼と裏切りなどなど、本当に盛りだくさんな一冊です。

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亡国のイージス(上、下) 」

福井晴敏 著 / 講談社文庫 / 4.5 / *

あらすじ

在日米軍基地で発生した未曾有(みぞう)の惨事。最新のシステム護衛艦《いそかぜ》は、真相をめぐる国家間の策謀にまきこまれ暴走を始める。

「亡国のイージス」の感想

日本推理作家協会賞など三賞を受賞。海上自衛隊、テロ、諜報など、個人的に苦手な分野の本かと怯えながら、読み始めましたが...。本作は、非常に面白いです! 上、下巻という長さにも関わらずどんどん引き込まれて行き、アっという間に読み切ってしまいました!  壮大なテーマの中に登場する人物一人一人の描き方が本当に上手く、全く飽きさせません。

テロを扱った作品は「心情的に全く理解不能...」(←私の想像力が足りないのでしょうが)という場合が多く、夢中になって読めない事がこれまで多かったのですが...。本作品では登場人物それぞれが、必ずどこかに「人間らしい一部」を必ず持っていて、重い物語でも抵抗感なく読める作品に仕上がっていました。凄惨な展開にも関わらず、読後感が良い所も私好みです!

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