池波正太郎

池波正太郎

いけなみしょうたろう

東京都生まれ。下谷西町小学校卒。戯曲「雪晴れ」より、数年間戯曲を書く。「錯乱」で直木賞。「市松小僧の女」で、吉川英治文学賞。紫綬褒章や菊池寛賞も受賞している。著作に、「鬼平犯科帳」「剣客商売」などの人気シリーズがある。

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真田騒動 恩田木工

池波正太郎 著 / 新潮文庫 / 4.0 / *

あらすじ

信州松代藩-五代目・真田信安のもと、政治の実権を握り放縦な生活に走った原八郎五郎を倒し、窮乏の極みにある藩の財政改革に尽力した恩田木工を描く表題作。直木賞受賞作「錯乱」など。

「錯乱」の感想

本書所収の短篇「錯乱」が直木賞受賞作。真田家を描いた作品として最も著名な作品は、同じく池波正太郎氏が描いた「真田太平記」だと思いますが、本書は著者の「真田もの」のひとつです。

前半の短篇三作は、真田幸村の兄・信幸を中心に真田家を描いた作品。大阪冬の陣を控えた兄弟の対面から、信幸の老年までを描いています。受賞作「錯乱」に描かれた、隠密と信幸の権謀のやり取りと戦国を生きて渡った信幸の凄さは、なかなか読みごたえがありました。しかし、冒頭の短篇「信濃大名記」はもっと良かったです。なんと言っても幸村・信幸の今生の別れのシーンは、やはりグッと来ます...。そして、何を捨てても以後の真田を背負って行こうとする信幸の信念さえも、上手く描かれた傑作だと思いました。ちなみに、後半は時代違いですが真田の賢臣・恩田木工を描いた作品になっていました。こっちはボチボチ。

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<追加した書評>
【真田騒動 恩田木工 /新潮文庫】
−あらすじ−
信州松代藩-五代目・真田信安のもと、政治の実権を握り放縦な生活に走った原八郎五郎を倒し、窮乏の極みにある藩の財政改革に尽力した恩田木工を描く表題作。直木賞受賞作「錯乱」など。

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