色川武大

色川武大

いろかわたけひろ

東京生まれ。東京市立第三中学校中退。「黒い布」で中央公論新人賞。「怪しい来客簿」で泉鏡花賞。「離婚」で直木賞。「百」で川端康成文学賞。「狂人日記」で讀賣文学賞を受賞。筆名をいくつも持っており、阿佐田哲也の筆名で「麻雀放浪記」。他に色川 武大(いろかわぶだい)、井上 志摩夫など。

spacer

ファンサイト

spacer
spacer

離婚

色川武大 著 / 文春文庫 / 3.5 / *

あらすじ

「ことさら深刻ぶるのはよそうぜ」などとカッコいいせりふを吐いて、僕たちは納得して「離婚」したのです。ところが、ぼくはいつのまにか元女房のアパートに住み着いてしまって...。

「離婚」の感想

表題作「離婚」が直木賞受賞作。本書に収められた、「四人」「妻の嫁入り」という短編は、受賞作と同じ主人公の連作となっています。「少女たち」は著者が実名で登場する、「離婚」の前段階的な小説でした。

意外な展開が待っているわけでもなく、独特のムードで読ませるわけでもなく、離婚して不思議な関係を続ける一組の男女をサラリと読ませる作品でした。著者は川端康成賞や泉鏡花賞の受賞歴で分かる通り、純文学系の方。しかし、離婚というテーマは大衆的ですし、物語としてもひどく精神的だったりはしません。離婚って、もっともっと...雑然として重いもののような気がして...。どこか物足りないような気がするのは、私の好みの問題なのでしょうか。

他のサイトでも感想を見る or 購入する

* 書影の著作権は各出版社にあります

spacer

▲ Top of this Novelist

▲ Back to Index of Novelists