川上健一

川上健一

かわかみけんいち

青森県十和田市生。県立十和田工業高校卒。処女作「跳べ、ジョー! B・Bの魂が見てるぞ」で小説現代新人賞を受賞。「翼はいつまでも」で坪田譲治文学賞を受賞。

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「 雨鱒の川 」

川上健一 著 / 集英社文庫 / 3.0 / *

あらすじ

東北のとある寒村。母親と二人暮らしの小学三年生の心平には、心通い合う少女小百合がいた。しかし、心平の絵が児童画展に入選した祝賀会の夜、母親が死亡した。そして十年後―。

「雨鱒の川」の感想

幼い頃から共にいた、少年と少女の初恋の物語です。少女は耳が聞こえない。けれどこの手の物語の定石を外さずに美しく、スカートは長めのフレア、移動手段はもちろん自転車、そして何より名前は小百合です。少年と言えば、貧しく、賢くもなく、絵を描く以外に誇るものもない。この二人の恋が、小百合の父に反対されたりするという、どこかで読んだことがあるような話です。

多分戦後の話。誰も軍人がいないし、国際的な児童画展とか言ってるので。でも、一体どこの田舎だ!?と言うような描写が目に余ります。著者が青森出身なので青森なのかもしれませんが、あまりに酷い気がする作品。

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