宮部みゆき

宮部みゆき

みやべみゆき

東京都生まれ。東京都立墨田川高校卒。処女作「我らが隣人の犯罪」でオール読物推理小説新人賞。「魔術はささやく」で日本推理サスペンス大賞。「本所深川ふしぎ草紙」吉川英治文学新人賞。「龍は眠る」で日本推理作家協会賞。「火車」で山本周五郎賞。「蒲生邸事件」で日本SF大賞。「理由」で日本冒険小説協会大賞日本軍大賞、直木賞。「模倣犯」で毎日出版文化賞特別賞受賞。

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感想一覧

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魔術はささやく

宮部みゆき 著 / 新潮文庫 / 4.0 / *

あらすじ

それぞれは社会面のありふれた記事だった。何人たりとも相互の関連など想像し得べくもなく仕組まれた三つの死。さらに魔の手は四人めに伸びていた…。

「魔術はささやく」の感想

日本推理サスペンス大賞。少年を主人公とし、題名から察せられる通りの「魔術」という不可思議な内容を秘めた、宮部みゆきらしい作品です。前半、話の全貌も見えず、盛り上がるでもなく、全てが断片としか思えない時間が長く、少し参りました。繋がりそうで繋がらないもどかしさが降り積もった後半、それまでバラバラだったいくつかの事件や伏線が、一気に組み上がって行く展開の上手さはさすが。

傑作「火車」とは全く毛色が違う作品ですが、著者のスタンダードなカラーはやはりこちらかと思いました。

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我らが隣人の犯罪

宮部みゆき 著 / 文春文庫 / 3.5 / *

あらすじ

僕たち四人家族は念願のタウンハウスに引越したのだが、隣家の女性の飼い犬の鳴き声に終日悩まされることになった。僕と智子は、家によく遊びに来る毅彦おじさんと組み、ミリーを“誘拐”したのだが…。

「我らが隣人の犯罪」の感想

オール読物推理小説新人賞の短編集です。表題作は、著者お得意の子供を主人公にしたホンワカミステリでした。正直言って、特に特筆すべき内容があったとは思えませんでした。短編ミステリならやはりもっとキレが欲しいというのが、私の正直な気持ち...。

どうにも長篇に膨らまし切れなかった、長篇になりそこなったというような感じの作品が多く、あえて短編で読む面白みが全くありませんでした。長編の方が格段に良い作品を書く人だなぁという感じです。

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東京下町殺人暮色

宮部みゆき 著 / 光文社文庫 / 3.5 / *

あらすじ

13歳の八木沢順が、刑事である父の道雄と生活を始めたのは、東京の下町。町内では、“ある家で人殺しがあった”という噂で持ち切りだった。はたして荒川でバラバラ死体の一部が発見された。

「東京下町殺人暮色」の感想

またまた、お得意の子供主人公。私は子供を主人公にして、ミステリにホンワカ要素を入れるというところがイイとは思えない方なのですが...。そこが宮部作品の特徴でもあります。

全体に、まぁまぁという感じです。前半の話が後半になってパズルのように組み上がって行く面白さは、宮部みゆきの長篇らしい感じ。しかし、それほどの出来でもない気がします。

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レベル7

宮部みゆき 著 / 新潮文庫 / 4.0 / *

あらすじ

レベル7まで行ったら戻れない―。謎の言葉を残して女子高生が失踪。記憶を失って目覚めた若い男女の腕には「Level7」の文字。二つの追跡行はやがて交錯し、思いもかけない凶悪な殺人事件へと導いていく。

「レベル7」の感想

レベル7まで行ったら戻れない―。このフリが非常に魅力的な一作。小道具、設定が凝ってます。入魂の一作という感じもします。もちろん、面白かったです、しかし、面白かったのにどこか物足りないというか、どこか微妙な印象を持った不思議な一作。もっともっと物語が広がりを見せると期待していたのに、意外にこじんまりまとまってしまったから、かもしれません...。

終盤において、「読めたな」と考えていた所を裏切られ、唸らされました。そこはやはり、宮部みゆきだな!と言えるのかもしれません。

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龍は眠る

宮部みゆき 著 / 新潮文庫 / 4.0 / *

あらすじ

嵐の晩だった。雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京に向かう道すがら、道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。何となく不思議なところがあるその少年は言った。「僕は超常能力者なんだ」。

「龍は眠る」の感想

日本推理作家協会賞受賞作。超能力が前面に出てくる作品ではありますが、超能力について深く書き込んでいるという感じでもなくあくまでも「ミステリ」の範疇で描かれた作品。読んだ当時は、「へぇ、こんなのも書くんだなぁ」と多少新鮮な気持ちで驚いた覚えがあります。

しかし、今となってはむしろ、どっちつかずという気もする作品。ミステリとして「火車」を超能力物として「クロスファイア」を読むと、特化した物の面白さには所詮勝らないという気がするのです。

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返事はいらない

宮部みゆき 著 / 新潮文庫 / 3.5 / *

あらすじ

失恋からコンピュータ犯罪の片棒を担ぐにいたる微妙な女性心理の動きを描く表題作。『火車』の原型ともいえる「裏切らないで」。切なくあたたかい「ドルシネアにようこそ」など6編を収録。

「返事はいらない」の感想

短編集です。やはり、この著者は短編より長篇の方がずっとイイと言わざるを得ません。しかし、本作所収の「裏切らないで」「火車」の原型ともいえると言われれば、読まねばならないでしょう。まぁ、本当に原型も原型という感じではありますが。

個人的には、表題作と「言わずにおいて」がスキでした。

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