宮部みゆき

宮部みゆき

みやべみゆき

東京都生まれ。東京都立墨田川高校卒。処女作「我らが隣人の犯罪」でオール読物推理小説新人賞。「魔術はささやく」で日本推理サスペンス大賞。「本所深川ふしぎ草紙」吉川英治文学新人賞。「龍は眠る」で日本推理作家協会賞。「火車」で山本周五郎賞。「蒲生邸事件」で日本SF大賞。「理由」で日本冒険小説協会大賞日本軍大賞、直木賞。「模倣犯」で毎日出版文化賞特別賞受賞。

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感想一覧

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スナーク狩り

宮部みゆき 著 / 新潮文庫 / 3.5 / *

あらすじ

織口邦男が勤める釣具店に、関沼慶子は鉛版を買いに来た。不審に思った織口は、彼女が銃を持っていることを知り、ある計画を思い付く。そのためには今晩じゅうに銃を盗まなければならない。

「スナーク狩り」の感想

宮部みゆき、ちょっと新境地? いつになくスリルとサスペンスに満ちた作品。いくつかの意外な展開を散りばめた、スピード感のある物語です。「銃」という道具がポイントとなる部分が大きい本作では、いつにない独特の緊張感が生まれていると思います。

何のために、銃を手に取ったのか。「銃」を中心に描かれた人々のうち誰一人として、銃をその思いのままにした人物はいなかったように思い、大変興味深いと思いました。それにしても、宮部作品にしては後味が良くない作品でした。

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火車

宮部みゆき 著 / 新潮文庫 / 5.0 / *

あらすじ

刑事の本間が捜索を依頼されていた関根彰子という女性は、徹底的に足取りを消して、自ら失踪していた。謎を解く鍵は、カード会社の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。

「火車」の感想

山本周五郎賞。直木賞の候補にも挙がった作品ですが、なぜかなぜか直木賞受賞ならず。これほどの作品が、なぜ?と多くの人に思わせた(はずの)傑作です。既読の宮部みゆきさんの作品の中では、間違いなく最大の傑作です。

カード破産を扱った作品ですが、結局は一人の女性の人生を探っていく物語になっています。彼女の足取りを辿りつつ拾って行った手がかりが、終盤で一気に組み合わさり、真実が鮮明になる構成は秀逸! 彼女は何者なのか、なぜその犯行に至ったのか、全てが明らかになり迎えたラストがまた、素晴らしい...! ラストまでの過程で十分に「彼女」の人物像が描かれていたからこそのラスト。この続きがもしもあったとしても、それまでの描写の繰り返しとなってしまうでしょう。それは、この傑作にとってまさに蛇足にしかなり得ません!

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長い長い殺人

宮部みゆき 著 / 光文社文庫 / 3.5 / *

あらすじ

金は天下のまわりもの。刑事の財布、強請屋の財布、死者の財布から犯人の財布まで、10個の財布が物語る持ち主の行動、現金の動きが、意表をついた重大事件をあぶりだす!

「長い長い殺人」の感想

財布が語る殺人事件の物語です。短編集かと思ったのですが、実は全て繋がっている連作短編でした。非生物が語ると言うことで、どこかに興ざめする違和感があるのではないかと心配していたのですが、全く問題なかったです。なかなか面白い作品でした。

著者の普通の長篇の方が面白い事は確かですが、たまには凝った趣向で見せられるのもいいなぁ、と思えました。

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ステップファザー・ステップ

宮部みゆき 著 / 講談社文庫 / 3.5 / *

あらすじ

中学生の双子の兄弟が住む家に落っこちてきたのは、なんとプロの泥棒だった。そして、一緒に暮らし始めた3人。まるで父子のような(!?)家庭生活がスタートする。

「ステップファザー・ステップ」の感想

短編集。優れたストーリー作りで私を魅せる宮部みゆきの長篇に対して、ほのぼの感が味という彼女の短編は、全く私の好みではありません。とは言え、相当面白くないと予想していたため、「思っていたよりは」面白く読みました。ミステリ短編集ではなく、人情もの的要素が強い作品が多く収められた作品集です。

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淋しい狩人

宮部みゆき 著 / 新潮文庫 / 3.5 / *

あらすじ

東京下町、荒川土手下にある小さな共同ビルの一階に店を構える田辺書店。店主のイワさんと孫の稔で切り盛りするごくありふれた古書店だ。しかし、この本屋を舞台に様々な事件が繰り広げられる。

「淋しい狩人」の感想

なんと主人公が65歳(+孫)の連作短編集。ありきたり? とも思える短編が数編というところです、それをほのぼの読ませるストーリーテリングの上手さが宮部みゆきの魅力とも言えます。しかし、それでも手放しで「面白い!」と思えるわけではありません。まぁ、表題作も面白かったし、他にも良いと思えるものはありました。しかし、凡作...。

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鳩笛草

宮部みゆき 著 / 光文社文庫 / 3.5 / *

あらすじ

他人の心を読むことのできる女性刑事・本田貴子(「鳩笛草」)。人や物を念じただけで発火させてしまう能力を持っていたる、青木淳子(「燔祭」)。超能力を持つ3人の女性をめぐる3つの物語。

「鳩笛草」の感想

超能力者である3人の女性をヒロインに、その悲しみと孤独を描いた中篇3作。「クロスファイア」のヒロイン青木淳子がヒロインの「燔祭」がどうしても読みたくて購入しました。

正直、この作品集だけを読んで特に面白いとは思わなかったのですが、「クロスファイア」を読むならば、読んでおくと良いかなぁという程度の印象を持ちました。

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