恩田陸

恩田陸

おんだりく

宮城県生れ。早稲田大学卒。「夜のピクニック」で吉川英治文学新人賞。「ユージニア」で日本推理作家協会賞受賞。ちなみに女性作家さん。

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「 夜のピクニック 」

恩田陸 著 / 新潮文庫 / 3.0 / *

あらすじ

高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。

「夜のピクニック」の感想

吉川英治文学新人賞受賞作。吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞と、順調に文学賞を受賞されている方なので多少期待して読み始めたのですが、心底がっかりさせられました。まるで、一昔前の少女向け小説の中でも相当出来の悪い部類の作品とでも言うような...。登場する人物たちの人物造形も、会話も、悩みも、行動も...、詳細を語る言葉が惜しまれるほど酷いものです。歩行祭という行事で起こる青春の1ページを描いた作品ですが、歩く描写が中心であるにも関わらず「読むに堪えないような」景観描写や子供の作文レベルの足の痛みの描写に読み続ける事が苦痛になって行くほどです。

主人公たちが高校生であり、青春小説と銘打つからには「若者」が読めば満足できるかと言うと、そうとも思えません(私のまだ十代の年の離れた妹さえ、ボロクソに言っていましたし...)。かと言って、大人が読んで「ノスタルジー」などと呟きながら喜べるような作品かと言うと、そういう読み方に耐え得る本とも思えません。若ければ、若いからこそもっと素晴らしい本を手にした方が有益でしょうし、大人が読むには作品のレベルが低すぎる、そんな小説でした。

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<追加した書評>
【夜のピクニック /新潮文庫】
−あらすじ−
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。

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