鷺沢萠

鷺沢萠

さぎさわめぐむ

東京生まれ。上智大学中退。韓国延世大学校付属語学研究院第三級修了。「川べりの道」で文學界新人賞。「駆ける少年」で泉鏡花文学賞受賞。

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オフィシャルサイト

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感想一覧

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愛してる

鷺沢萠 著 / 角川文庫 / 4.0 / *

あらすじ

いつだって吐瀉物の臭いのする店“ファッサード”に夜毎集まる仲間たち。彼らは皆、酔うことにも、愛することにも、いつだって熱かった。夜の喧噪と真昼の沈黙をとどめた作品集。

「愛してる」の感想

連作短編小説集。本作のタイトルは、誰か人に向けての愛情を指しての意味ではないのですが、まれに見るストレートな題名です。著者の個性である「さらり」とした質感と、夜の風情のようなものが漂う、著者らしい短編集という感じでした。

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大統領のクリスマスツリー

鷺沢萠 著 / 講談社文庫 / 4.5 / *

あらすじ

二人が結婚してから11年になる。ワシントン郊外の大きな家、犬と猫と四つになる女の子とに囲まれた暖い家庭。あの頃思い描いていた生活が現実になった今...。

「大統領のクリスマスツリー」の感想

著者の作品の中では、ちょっと珍しい印象の物語。とにかく、この本は「ラストシーン」のために描かれ、その構成も全てがラストシーンを際立たせるためにあるという感じ。こういう良く作りこまれた話を書く作家さんだと思っていなかったので、驚きました。

鷺沢萌さんの作品の中で、本作が一番のお気に入りです。私の中の感傷的な部分に、何度読んでもグッと来ます。二人の思い出と、想いがすべて、最後の一瞬に濃縮されて行くところがなんとも...! 結婚した今となっては、せつないだけでなく、なんだか怖くなってしまう作品。

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F 落第生

鷺沢萠 著 / 角川文庫 / 3.5 / *

あらすじ

ポジティヴに生きることだけが、決して正しい生き方じゃない。後悔したって、前向きじゃなくたって、少しずつでも歩くことさえ止めなければ、大丈夫。恋において、友情において、仕事において―。

「F 落第生」の感想

本の主人公がある意味「落第生」なのです。何かが上手く行かなかったり、何かを失ったり、そんな女性たちがヒロインの短編集です。どれもなかなか良いのですが、ラストでジンと来る「家並みの…」が特に好きです。

何かに「落第」してしまった女性たちに、「諦めなければそれでいいんだ」と語りかけているような本作。それなのに、鷺沢さん自身は自殺という道を選んでしまったわけで...。残念です。

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バイバイ

鷺沢萠 著 / 角川文庫 / 3.5 / *

あらすじ

初めて会った日から一年、喧嘩らしい喧嘩は一度もなかった。勝利と朱実のあいだはうまくいっていたはずだった。たった一つの問題は、勝利に朱実以外の女性があとふたりいることだった...。

「バイバイ」の感想

ショーリとショーリの周囲の女たちの関係自体が薄く、浅く、物語も表面を流れて行ってしまったような感じで、心に訴え掛けるものがありませんでした。その寂しさに共感できずに、終わってしまいました。彼らの薄い関係の元となる「ショーリ」という人物に対して、もっと踏み込んで描かれていれば、共感できたかもしれませんが...。

そして些細な事だけれど、主人公の名前が好きじゃない。「ショーリ」なんて。まぁいいけど。

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