篠田節子

篠田節子

しのだせつこ

東京生まれ。東京学芸大学卒。処女作「絹の変容」で小説すばる新人賞。「ゴサインタン−神の座−」で山本周五郎賞。「女たちのジハード」で直木賞を受賞。

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感想一覧

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ゴサインタン−神の座−

篠田節子 著 / 文春文庫 / 3.5 / *

あらすじ

豪農の跡取り、結木輝和はネパール人のカルバナと結婚したが、両親が相次いで死に、妻の奇異な行動で全財産を失う。失踪した妻を捜してたどり着いた場所は、神の山ゴサインタンだった。

「ゴサインタン−神の座−」の感想

山本周五郎賞。田舎の名家の息子に生まれた「軟弱な男」が、金でようやく実現させた国際結婚の顛末を描いた作品。救いだ、癒しだ、再生だと大げさに宣伝されようとも、本作はとてもそのような賞賛に値する作品ではありません。

主人公の男の、その妻に対する態度と無理解に強い怒りを感じました。彼には、怒る権利も、悲しむ権利も、絶望する権利もありません。そして、妻を捜し赦しを得ようとする態度さえ傲慢に過ぎるのです。私なら、彼を許せません。本作の「許し」には、リアリティの欠片も感じませんでした。

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