たかぎのぶこ
山口県生まれ、東京女子大学短期大学部卒。「光抱くともよ」で芥川賞受賞。「蔦燃」で島清恋愛文学賞。「水脈」で女流文学賞。「透光の樹」で谷崎潤一郎賞など。
愛い合い、が今は別々の家庭を築いていた氷見子と光介は、20年ぶりに再会する。炎は激しく燃え上がる。
中年になって、激しい恋の炎が再燃する。若くない分、守らなくてはならないものは当然多いはずなのに、それをものともしない恋の激しさ...。中盤、氷見子の娘の話などは結構夢中で読みました。再会して恋が再び...というのはありそうな話です。しかし私には、光介の奥さんの方が氷見子よりも魅力的に見えたのですが...!? 男性から見たら、氷見子なのでしょうか。それとも、単に隣の芝生なのでしょうか。
この恋の結末は、予想通りのものでした。中年の恋の結末はこれしかないのか?というような「最近よく見る結末」。若い人の恋ならば、このような結末は不条理でしかないはずなのに、なぜ中年の恋の結末はこのように描かれるのでしょうか...。
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