渡辺淳一

渡辺淳一

わたなべじゅんいち

北海道生まれ。札幌医科大学医学部卒。処女作「死化粧」が新潮同人雑誌賞。「遠き落日」「長崎ロシア遊女館」で吉川英治文学賞。「静寂の声」で文藝春秋読者賞。「光と影」で直木賞。「エ・アロール」などでの作家活動で菊池寛賞を受賞。

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オフィシャルサイト

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光と影

渡辺淳一 著 / 文春文庫 / 4.0 / *

あらすじ

一人は片腕を切断されて廃兵となり、ひとりは不自由ながら腕がついたまま、栄光への道をまっしぐらに進む。カルテの順序という小さな偶然がわけた人生の光と影。

「光と影」の感想

直木賞受賞作「光と影」を収めた作品集。今となっては不倫と性愛の描写一点張りとしか思えない著者の、古き良き作品です。受賞作には、不倫も性愛もありません。医学博士である著者の整形外科医としての経歴を生かし、カルテの順序が生んだ二人の軍人の「光と影」を描いています。渡辺淳一が書いた作品とは思えないというのが正直な所ですが、秀作です。

また、他の短編も病気を持った患者に焦点を当てた作品となっています。唯一、「薔薇連想」だけは性愛の描写を含む作品ですが、現在の渡辺淳一の作風とは異なり、それがメインではありません。意外に良い短編集でした。

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* 書影の著作権は各出版社にあります

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