吉本ばなな

よしもとばなな(旧:吉本ばなな)

よしもとばなな

東京都生まれ。日本大学芸術学部文藝学科卒業。「キッチン」で海燕新人文学賞、泉鏡花文学賞。「うたかた/サンクチュアリ」で芸術選奨文部大臣新人賞。「TUGUMI」で山本周五郎賞受賞。吉本ばなな→よしもとばななに変更。

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オフィシャルサイト

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感想一覧

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哀しい予感

よしもとばなな(吉本ばなな) 著 / 角川文庫 / * / 3.0

あらすじ

いくつもの啓示を受けるようにして来た古い一軒家にひっそりと暮らすおば、音楽教師ゆきの。彼女の弾くピアノを聴いたとき、弥生十九歳、初夏の物語は始まった。

「哀しい予感」の感想

「予感がした」季節の物語。「予感」という言葉が吉本ばなならしい気がします。登場人物たちの周囲や過去に漂っている「悲しみ」「不安」みたいなものを、「雰囲気として」感じる...かなぁ。

ヒロインの弟である「哲生」がやけに魅力的だと思ったら、やはり彼女らしい展開が待っていました...。高校生だった頃はこの作品も面白いと思いましたが、現在は読むのが苦痛な作家が、よしもとばななです。雰囲気だけの薄っぺらい描写で、大人になった私がよしもとばななの本から得るものは何もないような気がします...。

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N・P

よしもとばなな(吉本ばなな) 著 / 角川文庫 / 3.5 / *

あらすじ

アメリカに暮らし、四十八歳で自殺した高瀬皿男の九十七本の短編集「N・P」。九十八話目を訳していた風美の恋人庄司も自ら命を絶つ−。激しい愛が生んだ奇跡を描く傑作長編。

「N・P」の感想

「死」「近親相姦」「運命」みたいなものがつきまとう、非常に吉本ばなならしい本。そういう、吉本ばななワールドが好きな方は必読の一冊でしょう。とにかく偏執狂にしか見えない「翠」がもっと魅力的に描かれていれば、印象も変わったのでしょうが...。

今読むと、表現もわざとらしいし、言葉の使い方自体が軽々しいし、全く魅力を感じない「よしもとばなな作品」...。もう、フィーリングだけでは読めません。我が本棚にもけっこう並んでいますが、再読する日は来ないでしょう...。

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TUGUMI

よしもとばなな(吉本ばなな) 著 / 新潮文庫 / 3.5 / *

あらすじ

病弱で生意気な美少女つぐみ。彼女と育った海辺の小さな町へ帰省した夏、まだ淡い夜のはじまりに、つぐみと私は、ふるさとの最後のひと夏をともにする少年に出会った―。

「TUGUMI」の感想

山本周五郎賞。よしもとばななの本の中で、唯一読み返してもいいかなと思える本。「アムリタ」までの作品はほとんど読んでいますが、その中で最も「吉本ばなな色」の薄い作品でもあります。「つぐみ」という少女と女性の間にいる人物がきちんと魅力的に描かれていて、吉本ばななの書いた「夏」の中で生きている気がします。

しかし、これが山本周五郎賞とは、驚きです。そして、大学入試センター試験にも出ました! 問題に載ってる文章を読まずに解けちゃったのを、覚えています(年齢がバレますねぇ) でも、簡単な問題だったと評判で、得した気分は全くありませんでした...。読解力は、全く要しない小説なのでしょう。

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