アガサ・クリスティー

アガサ・クリスティー

Agatha Christie

イギリスのデヴォン州トーキー生まれ。ミステリの女王として知られる、世界的に有名な作家。亡くなるまでに長編、短編、戯曲など、その作品群は100以上にのぼり、現在も全世界の読者に愛読されている。

クリスティーが生み出した名探偵ポアロは、世界的に有名である。

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オフィシャルサイト(日本)

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感想一覧

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スタイルズ荘の怪事件

アガサ・クリスティー 著 / クリスティー文庫 / 4.0 / *

あらすじ

旧友の招きでスタイルズ荘を訪れたヘイスティングズは、屋敷の女主人の毒殺事件に巻き込まれた。難事件調査に乗り出したのは、ヘイスティングズの親友のエルキュール・ポアロだった。

「スタイルズ荘の怪事件」の感想

世界でホームズの次に有名な名探偵エルキュール・ポアロの出発点であり、ミステリの女王クリスティーのデビュー作でもある作品。犯人が「誰」なのかを特定するだけでなく、「なぜ」「どのようにして」を含めた犯行の「全て」を明らかにできなければ名探偵と言えないことを、ポアロが教えてくれます。シリーズ前半でワトソン役をするヘイスティングズも、いい味を出しています。

この本でポアロに出会う人は、洒落物で演出好きの目立ちたがり、そして整理整頓好きの、名探偵ポアロの個性と魅力に夢中になることでしょう。「想像力はよき下僕だが、主人には不向きだ」「考慮に入れなくていいことなどひとつもありません。もしある事実が推理と一致しなかったら、その時はその推理を捨てることです」 と言うポアロに、この本でポアロと再会した人も、「相変わらずね」とニヤッとすることでしょう。

ポアロらしい犯人公開のシーンでは、ご同席の方々と共に驚きましょう。さすがポアロ!

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ゴルフ場殺人事件

アガサ・クリスティー 著 / クリスティー文庫 / 3.5 / *

あらすじ

富豪ルノーがゴルフ場で刺殺された。ポアロが事件を担当することになるが、パリ警察の名刑事ジローも捜査を開始する。二人は知恵比べをしながら調査をしてゆくことになる。

「ゴルフ場殺人事件」の感想

ポアロ2作目。ポアロをして「人間猟犬!」と言わしめる刑事ジローとポアロの対比、過去の事件と現在の事件のリンクなどを楽しめる一作。しかし本作の最大の見所は、ヘイスティングズの恋!です(絶対そう)。いつの間にそんなに惚れたのか(惚れっぽいだけなのか)は別として、ヘイスティングズが恋に落ちるのですから、絶対に見逃すわけには行かない作品でなのです。それも、この恋の相手は、後の作品でヘイスティングズの妻となっていることが明らかになるのですから...。恋するヘイスティングズに、「モナミ、愛情というものは奇跡をうむものですよ。」と言うポアロに、ドキドキです。

ミステリとしては、本作で重要なポイントとなる「過去の事件」が明らかになるのが遅すぎるよ〜!という気がしてしまいました。そして、これが明らかになってしまった後は、ヘイスティングズの恋の印象ばかりになってしまうのです...。

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アクロイド殺人事件 (アクロイド殺し)」

アガサ・クリスティー 著 / 新潮文庫 / 4.0 / *

あらすじ

財産家アクロイド氏が刺殺された書斎から消えた一通の手紙。それは事件の前日に謎の自殺を遂げたファラーズ夫人からのものであった...。

「アクロイド殺人事件」の感想

灰色の脳細胞を持つエルキュール・ポワロ (←この本はポワロ) が解く、三番目の長編。また、クリスティの代表作の一つで、フェアかアンフェアかの論争を巻き起こした作品でもあります。ちなみに、個人的には完全にフェアだと思います。クリスティーは「地の文に嘘を書いていない」のですから。犯人が誰かは予想し易いかもしれませんが、犯人が分かっていても楽しめる作品であることは間違いありません!

うちの本棚のクリスティーの列で、この本だけは色違い。これだけ新潮文庫なのです。この本は私とポワロとの出会いの本だったので、なんとなく買い換える気が起きません。チラッとハヤカワ文庫を覗いて見ても、なんだか軽々しい和訳が、本作の緻密なつくりと、雰囲気に合わない気がするのです。

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ビッグ4

アガサ・クリスティー 著 / クリスティー文庫 / 3.5 / *

あらすじ

突然ポアロの家に倒れ込んできた英国情報部員は、数字の4を書くばかり。国際犯罪組織ビッグ4と名探偵の対決はこうして幕を開けた。

「ビッグ4」の感想

ポアロ4作目。犯罪組織とポアロの戦いを描いた本作は、ちょっと異色の作品。もともと短編で書かれた作品を長編になるようにつなぎ合わせて作ったということで、やはり断片的なもののつなぎ合わせだなという印象は拭えません。読みながらも、多少の違和感には我慢が必要でしょう。世界の脅威たるべきビッグ4も、「なんだこの程度かぁ」という感じです...。ロサコフ伯爵夫人のくだりや、ラストシーンのポアロの意味深なセリフなどは、シリーズを読み続けているファンには楽しめる部分ではあります。

ミステリとしてはどうでもいい作品ですが、本作でチラっと読めるヘイスティングズの奥さんの話や、ポアロを思うヘイスティングズの情熱的なセリフに、ファンならニヤリとせずにはいられないでしょう。ヘイスティングズをますます好きになってしまった一作です。

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青列車の秘密

アガサ・クリスティー 著 / クリスティー文庫 / 4.0 / *

あらすじ

走行中の豪華列車内で起きた陰惨な強盗殺人。警察は被害者の別居中の夫を逮捕した。だが、偶然同じ列車に乗り合わせたことから、事件の調査を依頼されたポアロが示した犯人は...!

「青列車の秘密」の感想

ポアロ5作目。偶然列車に乗り合わせたポアロ、ということで、ヘイスティングズの協力はないのでした(悲しい)。でも、結構好きな作品です。「火の心臓」と呼ばれるルビーをめぐり、登場するのは大富豪、そして侯爵...。少し空ぞらしいくらいのセッティングではありますが、それもまた良いのです。

クリスティーの人物描写はとても好きなのですが、本作は、それぞれの人物が特に印象的に描かれているように思いました。しかし、ポアロが例の如く「犯人披露のセッティング」を始めるまで、真犯人がちっとも分からなくて正直参りました。ポアロにかかれば、容疑者たちの人間性でさえ、謎を解く鍵となるのです、うーんやられた!

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邪悪の家

アガサ・クリスティー 著 / クリスティー文庫 / 4.0 / *

あらすじ

名探偵ポアロが出会った美女ニックは、古びた邸の所有者であった。彼女は「三度も命を狙われた」ことを告白するが、まさにその最中、ポアロの目の前で彼女の帽子が打ち抜かれた!

「邪悪の家」の感想

ポアロ6作目。殺人事件が起きて、ポアロが推理するといういつもの展開とは少し違って、「三度も命を狙われた」美女との出会いで始まる本作。ニックを守ろうとするポアロ、死者を出して苦しむポアロ、そして憤るポアロなどが新鮮であり、ミステリとしては分かりやすい展開であるにも関わらず、結構好きな作品です。相変わらずの綺麗好きな性格から、ニックの物を整理したりするポアロを見られるのも、ファンとしては嬉しい限りです。

それにしても、今回の派手な解決編の演出は、いかにもポアロらしい。と言うか、ポアロ以外にこんな解決編をする探偵はいないでしょう。しかし、そんなところも好きなのです!

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