アガサ・クリスティー

アガサ・クリスティー

Agatha Christie

イギリスのデヴォン州トーキー生まれ。ミステリの女王として知られる、世界的に有名な作家。亡くなるまでに長編、短編、戯曲など、その作品群は100以上にのぼり、現在も全世界の読者に愛読されている。

クリスティーが生み出した名探偵ポアロは、世界的に有名である。

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感想一覧

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ひらいたトランプ

アガサ・クリスティー 著 / クリスティー文庫 / 4.0 / *

あらすじ

ポアロは、悪い噂の絶えぬシャイタナ氏のパーティに呼ばれた。しかし、ポアロを含めて八人の客が二部屋に分かれてブリッジに熱中している間に、シャイタナ氏が刺殺された。しかも、居合わせた客は殺人の前科を持つものばかり。

「ひらいたトランプ」の感想

ポアロ13作目。これもまたポアロ物の中で特に好きな作品の一つ。4人の探偵側と、4人の容疑者側に分かれる面白さ、そして驚きののラストへ向かう劇的な展開は格別です。ブリッジを知らない私でも面白いと思うのですから、ブリッジを嗜んでから読んだならば、さらに楽しめたでしょう...。そう思うと本当に悔しい!

死体から殺害時刻を特定できない上、犯人を指し示す証拠の一つもないという状況で、ポアロの手法が力を発揮します!ブリッジをする4人の心理から、過去から、翻弄されながらも真実を読むポアロが見ものです。

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もの言えぬ証人

アガサ・クリスティー 著 / クリスティー文庫 / 3.5 / *

あらすじ

ポアロは巨額の財産を持つ老婦人エミリイから命の危険を訴える手紙を受け取った。だが、それは付添婦に全財産を残すという遺言状を残して、彼女が死んだ二ヵ月後のことだった。

「もの言えぬ証人」の感想

ポアロ14作目。死者からの依頼で、「真実」を説き明かすポアロ。非常に冷酷な判断を、冷静に下すポアロが印象深い作品です。注意すべきは、本文中でポアロの過去の事件の犯人を回想している部分がある点。過去のポアロに未読の作品がある場合には、「18 隠れた殺人者」の章で、ヘイスティングズがポアロに何を考えているのかを尋ねた後の「ポアロの答え」を読み飛ばしましょう(一瞬名前が出てきただけで、犯人を覚えてしまう人もあまりいないでしょうけど)。この犯人公開に関連する作品は、「雲をつかむ死」「スタイルズ荘の怪事件」「アクロイド殺し」「青列車の秘密」です。と、こんなくだらない注意書きをしているうちに、文章が長くなってきました。

無駄口ついでに付け加えるならば、本作の後ヘイスティングズと再会するには、ポアロ最後の事件「カーテン」を待たねばならない。長い別れになりますね。ヘイスティングズに会いたくても、途中を飛ばして「カーテン」へ進んではいけません...。

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ナイルに死す

アガサ・クリスティー 著 / クリスティー文庫 / 4.0 / *

あらすじ

美貌の資産家リネットと若き夫サイモンのハネムーンはナイル河を遡る豪華客船の船上で暗転した。突然轟く一発の銃声。サイモンのかつての婚約者が銃を片手に二人をつけまわしていたのだ。嫉妬に狂っての凶行か?

「ナイルに死す」の感想

長編ポアロ第15作目。おぉ、憧れのエジプトよ。ミステリに満ちたナイルの船よ! 「太陽の王ラムセス」を読んでから、工ジプトに行ってみたくてたまらないわ。

エジプトを回るポアロの格好は相変わらずで笑いを誘いますが、「メソポタミアの殺人」に続いて本作もなかなかムーディー。これまでのポアロものよりも長めの作品ですが、伏線に満ちた冒頭部から、それがつながり始める中盤、そしてポアロが全てを明かす終盤へと、全く飽きる暇はありません。ポアロの明かした「真相」は、想像を越えた冷酷さでしたが、なぜか切ない ...。「メソポタミア」「ナイル」と、この2作は舞台がいつもと違うせいか、雰囲気が独特で面白い作品です。

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死との約束

アガサ・クリスティー 著 / クリスティー文庫 / 3.5 / *

あらすじ

「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃ...」エルサレムを訪れていたポアロが耳にした男女の囁き。そして殺人は起こった。謎に包まれた死海を舞台に、ポアロの並外れた慧眼が真実を暴く。

「死との約束」の感想

ポアロ16作目。殺されたボイントン夫人と、物語の中心となるボイントン一家の描写に引き込まれる一作。そして、この描写があったからこそ、殺害に至る犯人の精神に納得できるのです。ポアロの裁きは相変わらず冷酷ですが、エピローグのほのぼのとした雰囲気に救われました。自らを「世界最高の名探偵です」と名乗るポアロの「心理学的な」考察は、相変わらず見事です。

それにしても、○○○○○○が「オリエント急行」の真実を知っているのはどういう訳か、誰か教えて下さい...。本気で分からないのです。

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ポアロのクリスマス

アガサ・クリスティー 著 / クリスティー文庫 / 3.5 / *

あらすじ

聖夜に惨劇は起きた! 一族が再会した富豪の屋敷で、偏屈な老当主リーの血みどろの死体が発見される。犯人はどうやって侵入したのか。休暇返上でポアロは捜査にあたる。

「ポアロのクリスマス」の感想

長編ポアロ17作目。「クリスマスには殺人が似合う。」そうポアロが言った通り、一人の老人が殺されます。おびただしい血にまみれて。老人のもとへは、彼の過去を連れた「三人のゴースト」が訪れていました。わざわざ解説を読まずとも、本文を読めば「クリスマス・キャロル」を自然と思い出すはずである。

それにしても、まさか「その人」が犯人だったとは、驚きの結末でした。またしても、読みきれず...。クリスマスが血に染まった「ゴーストン館」でしたが、きっと次は素敵なクリスマスが訪れる。そんなラストになっていました。

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杉の柩

アガサ・クリスティー 著 / クリスティー文庫 / 3.5 / *

あらすじ

婚約中のロディーとエリノアの前に現れた、薔薇のごときメアリイ。ロディーが心変わりをし、婚約は解消された。激しい憎悪がエリノアの心に湧き上がり、やがて彼女の作った食事を食べたメアリイが死んだ!

「杉の柩」の感想

ポアロ18作目。「メアリイ・ジェラードを亡きものにしたいと思っていたと考えられる人物は一人もない。エリノア・カーライルを除いては。」ポアロさえそう思う、毒殺事件が本作です。エリノアの無罪を信じるロード医師の依頼で、「真実」を求めるポアロの灰色の脳細胞が動き出します。

法廷シーンから物語が始まるなど、いつもと一味違う印象で新鮮でした。皆のつく「嘘」も、「真実」も、すべてがポアロが謎を解き明かすための手掛かりとなりました。エレノアは、恋敵に殺意を覚えました。そして、悪夢に取りつかれました。しかし、本当に手を下したのでしょうか!? ポアロは誰にも騙されない!こういうのこそ、新感覚ミステリって言うんじゃないかな。

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