アガサ・クリスティー

アガサ・クリスティー

Agatha Christie

イギリスのデヴォン州トーキー生まれ。ミステリの女王として知られる、世界的に有名な作家。亡くなるまでに長編、短編、戯曲など、その作品群は100以上にのぼり、現在も全世界の読者に愛読されている。

クリスティーが生み出した名探偵ポアロは、世界的に有名である。

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感想一覧

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愛国殺人

アガサ・クリスティー 著 / クリスティー文庫 / 3.5 / *

あらすじ

憂鬱な歯医者での治療を終えてひと息ついたポアロのもとに、当の歯医者が自殺したとの連絡が入った。何の悩みもなさそうな彼に、自殺の兆候など全くなかった。これは巧妙に仕掛けられた殺人なのか?

「愛国殺人」の感想

長編ポアロ19作目。「スパイ物」ですが、「ビッグ4」と比較すると格段に良い感じです。いつものポアロの「過去への洞察」「人間性に基づいた推理」という、最も愛すべき部分が浅いような気がするのが、多少残念ですが...。

国を愛し、国の為に殺人を犯す人間は誰だろう。そんな事件を、ポアロが解くのが本作。宗教のため、国のために人を殺すという行為は、自分の欲望の為に冒す殺人よりも傲慢で尊大! そんな憎むべき犯行を解き明かすポアロも嫌いではないのですが、いつものように個人に潜む殺意を読み解くポアロの方が好きです...。ラストシーン、見破れなかった真実にポアロが目を見開くシーンは、見ものでした。

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白昼の悪魔

アガサ・クリスティー 著 / クリスティー文庫 / 3.5 / *

あらすじ

地中海の平和な避暑地の静寂は突如破られた。島に滞在中の元女優が、何者かに殺されたのだ。犯人が滞在客の中にいることは間違いない。だが関係者には、いずれもアリバイが...。

「白昼の悪魔」の感想

長編ポアロ20作目。「お感じにならないんですか、この大気の中に、このわれわれの周辺に、まぎれもない悪の存在を?」そんな言葉に頷いたポアロの周囲で、やはり起きた殺人事件。

真実だけを求める、ポアロの視点! 今回はこのポアロの視点に、脱帽です。見方を変えて、初めて分かる真実...。またしても、さすがポアロ! です。私はクリスティの仕掛けた罠に、ことごとく引っかかりました...、トホホ。

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五匹の子豚

アガサ・クリスティー 著 / クリスティー文庫 / 4.0 / *

あらすじ

母は無実だったのです。娘の頼みに、ポアロの心は動いた。事件が起きたのは16年前。若い恋人に走った高名な画家を妻が毒殺、裁判の末に獄中死したのだった。

「五匹の子豚」の感想

ポアロ21作目。今回ポアロが調査するのは、「16年前の犯罪の真実」。16年前の事件を調べると言う趣向が、新しい。ポアロが名づけたところによれば、これは「過去への散歩」。そんな「散歩」の果てにポアロが導き出す真実に注目です。

事件の主要な関係者5人の元をポアロが訪れますが、誰もがカロリンの犯行だと裏付けるような証言をしているように思えます。しかし、本当にそうなのでしょうか? 人の思い込みの恐ろしさ、言葉に秘められた意味をポアロが改めて思考し直す時、そこから真実が浮かび上がって来るのです。彼らの「記憶」から、過去の愛憎が明らかにされた末には、息詰まるような静けさが待っています!

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ホロー荘の殺人

アガサ・クリスティー 著 / クリスティー文庫 / 3.5 / *

あらすじ

邸のプールの端で一人の男が血を流し、傍らにはピストルを手にした女が虚ろな表情で立っていた。それは風変わりな芝居でもゲームでもなく、本物の殺人事件だった!

「ホロー荘の殺人」の感想

長編ポアロ22作目。何と言っても、ヘンリエッタという女性が印象的な作品でした。ポアロの思考法が楽しめるという作品では残念ながらなかったように思いますが、物足りない感じでは全くありません。

ポアロの周りで起こった事件には、愛情が背景に存在したものが数多くありました。しかし、愛情が事件をこれほど複雑にした事件は、なかったのではないでしょうか! ヘンリエッタが粘土で、木で、そして石膏で人と自分の感情を語った内容は饒舌で、本作の底にあるもの全てだったとさえ思うのです。

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満潮に乗って

アガサ・クリスティー 著 / クリスティー文庫 / 4.0 / *

あらすじ

大富豪ゴードン・クロードが戦時中に死亡し、莫大な財産は若き未亡人が相続した。戦後、後ろ盾としてのゴードンを失った弁護士や医師らは、金の必要に迫られ窮地に立たされていた。

「満潮に乗って」の感想

ポアロ23作目。ヒースクリフ!?って、少し思いました...。いつものポアロ物よりも、恋愛要素が五割増しです。今まで登場したことのないような粗野なキャラながら、女ごろしのデイビットに、ドキドキです。

もちろん、ミステリ部分にも手抜きなし! 登場人物と共に、「そんなこと、嘘ですわ」と私も思いましたとも、ええ。あれが伏線だったとは、全くお手上げです。

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マギンティ夫人は死んだ

アガサ・クリスティー 著 / クリスティー文庫 / 3.5 / *

あらすじ

服についた夫人の血という動かしがたい証拠で、男の死刑は定した。しかし、事件の顛末に納得のいかない警視は、ポアロに再調査を要請する。未発見の凶器と手掛かりを求めるポアロ。しかし、死刑執行の時は、刻々と迫っていた!

「マギンティ夫人は死んだ」の感想

ポアロ24作目。久しぶりに、熱心に動き回って捜査を進めるポアロの姿を見られる、少し新鮮な一作。しかし、作品としてはそれほどピンと来ませんでした。犯人が誰か、私には本当に予想外だったにも関わらず、です。

殺されたのが、いつもと違って「ただの掃除婦」だったからでしょうか。それとも、拘留中の容疑者の印象が薄くて、彼に対する感情移入ができなかったからでしょうか。理由は定かではありません。いずれ読み返して、確認したい作品です。

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