フィリップ・K・ディック

フィリップ・K・ディック

Philip Kindred Dick

シカゴ生まれ。処女短編「ルーグ」でデビュー。「高い城の男」でヒューゴー賞。53歳の若さで亡くなったが、多数のSF作品を残した。「ブレードランナー」「トータル・リコール」「マイノリティ・リポート」など、死後多数の作品が映画化されている。

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「 アンドロイドは電気羊の夢を見るか? 」

フィリップ・K・ディック 著 / ハヤカワ文庫 / 3.5 / *

あらすじ

第三次大戦後、放射能灰に汚された地球では、生きている動物を所有する事が地位の象徴となっていた。人工の電気羊しか持っていないリックは、本物の動物を手に入れるため、懸賞金を狙った狩りをはじめる。

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」の感想

「ブレードランナー」という題名で映画化された、有名な作品。まず特筆すべきは、現代の延長にも思えるリアリティーを持ちつつ、放射能灰の影響により変化した未来社会像です。「機械動物」「生きた動物」を巡ってステイタスを語る状況は、どこか滑稽でありながら、恐ろしいのです。

数少ない「生きた動物」を飼う事が、ステイタスである社会。放射能の影響は、小動物だけでなく、人間の出産にも表れています。そして、アンドロイドと人間の関係...。このように緻密に織り上げた未来社会を読める作品は、非常に稀有だと思います。

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