ダニエル・キイス

ダニエル・キイス

Daniel Keyes

ニューヨーク生まれ。中篇「アルジャーノンに花束を」でヒューゴー賞を受賞。同作を長篇化した同題の作品で、ネビュラ賞を受賞した。その後、主にノンフィクションの作品を手掛けている。

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オフィシャルサイト(海外)

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感想一覧

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心の鏡

ダニエル・キイス 著 / 早川書房 / 4.0 / *

あらすじ

奇妙な能力をもつ少年マロと弁護士デニスの運命の出会いを描く表題作「心の鏡」などのショートSF集。中篇「アルジャーノンに花束を」を含む。

「心の鏡」の感想

SFの短篇数作と、中篇の「アルジャーノンに花束を」を含む作品集。こちらの中篇で、ヒューゴー賞(短編部門)を受賞しています。「アルジャーノンに花束を(長篇)」を読んであまりに感動し、どうしても中篇を読みたくなった購入した作品集でした。

中篇の「アルジャーノンに花束を」は、長篇とは雰囲気が全く異なる作品です。長篇の持つ深い切なさの代わりに、非常に「スピード感」がある作品に仕上がっています。こちらの方が、SFらしいという感じもしますので、中篇が好きという人もいるかもしれません。他の短篇数作は、ちょっと星新一風(って言っていいのかどうか分からないが)な感じでした。

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アルジャーノンに花束を

ダニエル・キイス 著 / 早川書房 / 5.0 / *

あらすじ

知能指数68のチャーリイは、「頭のよくなる手術」を受ける。「頭がよく」なったチャーリィは、何を知ることになるのか。そして、どうなってしまうのか...!

「アルジャーノンに花束を」の感想

「ストラウスはかせわぼくが考えたことや思いだしたことやこれからぼくのまわりでおこたことわぜんぶかいておきなさいといった。」

知能指数68のチャーリイが書く、「けえかほおこく」が、「アルジャーノンに花束を」です。チャーリイに起こる劇的な変化のプロットの素晴らしさはもちろん、チャーリイが書くこの「たどたどしい」文章の変化を文章で読み進む事自体が、完全な映像化は不可能であろうと思われるこの本の醍醐味でもあります。チャーリイの知能と心の変化、チャーリイの得たものと失ったものを、細かい説明よりも真っ直ぐに読者へ訴えてくるチャーリイの「文字」。それは、単なる「文字」の意味を超えて心に迫るのです!

初めて手にした高校生の頃から、何回読んだでしょうか。そして、何回泣いたでしょうか? これと並ぶ傑作を挙げろと言われたら、何を挙げたら良いのか分かりません。それ程の傑作です。ヒューゴー賞を受賞した中篇を長篇として焼き直した本作品は、SFの文学賞であるネビュラ賞を受賞しています。これはもう、単なる長編化というレベルを超えた素晴らしさです!(ヒューゴー賞の長篇部門は、逃しましたがね。)

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24人のビリー・ミリガン(上、下) 」

ダニエル・キイス 著 / 早川書房 / 3.5 / *

あらすじ

1977年、連続レイプ犯としてビリー・ミリガンが逮捕された。じつはそれは、彼のなかに潜む別人格のしわざだった…。一般の人々がいまだ多重人格という障害について知らずにいた中、全米を驚倒させ、日本でも空前の“多重人格ブーム”を巻き起こした、記念碑的ノンフィクション。

「24人のビリー・ミリガン」の感想

「アルジャーノンに花束を」で知られる、ダニエル・キイスが著したノンフィクションということで手に取りました。ノンフィクションですから、「アルジャーノン」程のドラマを期待してはいませんでしたが、とてもノンフィクションとは思えないような作品です。ビリーの中に次々と現れる、明らかに性質の異なる別人格の衝撃と、彼の過去、そして人格「教師」の登場。

「アルジャーノンに花束を」とは、全く性質の違う作品ですが、これは当時衝撃の作品でした。

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